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マレーコーカサス 最後?のマット交換

こんにちは、ゆうわなです。

 

前回のマット交換から3ヵ月が経過してマットの劣化や線中の発生が

目立つようになってきたので、4回目のマット交換を行いました。

 

メスの中にはすでに蛹化している個体もいるのでコーカサスのマット交換はこれが最後になるかもしれませんね。

 

前回のマット交換時の記事はこちら↓

www.youwanna-beetles.work

 

最大個体(オス)

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前回75g→68g(-7g)

 

この個体が最大個体。

一応言っておきますが孵化から半年とかじゃないです。11か月経ってます。

 

前回交換時は75gで今回が68gなので7gのダウン。体重が減っている理由は謎ですが、ワンダリングか体についているコナダニの卵が何らかの悪影響を及ぼしているのが原因と思われます。

 

1番ひどかったのが↓の個体。

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オスの幼虫の中では2番目に大きいですが、前回のマット交換時の体重は86gでした。

3ヵ月間で21gの減。他が軒並み70g前半だったなかで唯一80g台に達していたので期待の幼虫でしたが残念です(-_-)

 

残りの3頭はそれぞれ

78g→57g(-21g)

73g→62g(-9g)

74g→63g(-9g)

すべての個体で体重が減るという結果でした。

 

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 最大個体(メス)

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メスの最大個体。

前回交換時は59gで今回は55gなので4gのダウンですが、コーカサスのメスならこのくらいが平均的でしょう。

 

メスの幼虫は残り3頭いますが、うち1頭はすでに蛹化しています。

 

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最終体重は50g。何mmで羽化してくるんでしょうか?

 

ちなみに残りの2頭は

32g→36g(+4g)

52g→36g(-16g)

明らかに小さいサイズです。

 

種類が違うのでここまで単純ではないと思いますが、以前飼育していたヘラクレスのメスは最終体重が60g台で体長は60mm台でした。

そう考えると30g台ってどんだけ小さいサイズの成虫が羽化してくるんでしょうかね?

 

蛹化セット 

体重測定が終わればマット交換。

孵化から11が月経っているのでこれ以上の成長はないでしょうし、我が家の個体は全部小さく、もうすぐ蛹室を作ると思うので蛹化用のセットを組みます。

やることはマットをガッチガチに詰めることくらいですが。

 

使用するマットはMDクワガタショップMDカブトマット(ベーシック)MDカブトマット(プロ改)のブレンド。

長角が期待できる幼虫には黒土等を使った本格的な蛹化セットを作りますが、今回はこれでやってみます。

 

さいごに

3か月前は「初ブリードで長角羽化狙えるかも?」なんて期待を持っていましたが、現実は甘くありませんね。

初めてのコーカサスブリードでは長角が出る/出ない云々の前にその土俵に立つことすらできませんでした。

 

まあ、反省点はいろいろありますがやることはやったので、後は蛹化するまで期待して待ってみることにします。

何かの拍子で長角になったりしないかなぁ・・・

ブルマイスターツヤクワガタ飼育記 Part1. 始動

こんにちは、ゆうわなです。

 

今回から新たにブルマイスターツヤクワガタの飼育に挑戦します。

ツヤクワガタ属=難関種の集合体といったイメージがあったので避けて通っていましたが、ブルマイはまだ簡単な方らしいのでこれも経験と思いオークションにて幼虫をポチりました。

 

福岡の某ショップから購入。幼虫5頭で4200円でした。

数年前まで5頭で1万円くらいだったらしいので半額以下になりましたが、それでもツヤクワガタの中では結構な値段しますね。

 

生体データ

・学名:Odontolabis burmeisteri

・和名:ブルマイスターツヤクワガタ

・産地:インド・ニルギリ高原

・累代:CBF1

 

レコードサイズ

・野外:105.0mm

・飼育:109.9mm

 

ツヤクワガタ最大種。

黒色以外の体色を持ついわゆる「色虫」カテゴリーの中でも最大であり、全クワガタの中でもギラファ・マンディ・パラワンに次ぐ4番目の大きさ。

 

産卵や幼虫飼育にクセがありブリードが難しいためにあまり人気のないツヤクワガタ属ですが、ブルマイスターはそれらと比べると比較的簡単にブリードができ、先述の通り大型個体は100mmをゆうに超すためツヤクワガタの中でも例外的に人気の高い種類です。

 

安否確認&マット交換

ツヤクワの中では強い種といわれていますがツヤクワガタ属は全体的に幼虫が弱いので、輸送のストレスで☆になっていないか心配でしたが5頭すべて無事でしたε-(´∀`*)ホッ

 

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ブルマイの幼虫。

観察してみるとツヤクワガタ特有の蛇腹状の体と太い尻先が確認できます。

この幼虫達はまだ初令なのでそこまでですが、3令になればもっとはっきりと見えるんでしょうか?

 

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すべての幼虫の生存が確認できたので800ボトルに入れていきます。

全滅を防ぐために2頭をMDカブトマットのベーシック、残り3頭をMDカブトマットのプロ改を使って飼育してみます。

また、ツヤクワガタの幼虫(特に初2令)はマットを全部交換すると死ぬらしいので届いたときに入っていたマットも少し入れます。

 

経過

マット交換を行ったのは4月の下旬。それから10日ほどしてようやくボトルの外から確認できる位置に幼虫が出てきてくれました。

 

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とりあえず環境に慣れてくれたみたいで安心しました(´ω`)

購入から1ヶ月以内にに全滅なんて洒落になりませんからね・・・

 

今の時点でこんな感じで暗雲立ちこめっぱなしなので

今サイクルではサイズとかは考えず、無事に羽化させることを目標にしようと思います(^_^;)

ミニペレットの使用感

こんにちは、ゆうわなです。

 

今まで成虫の管理に使用していたマットがなくなってしまったので、前々から気になっていたいび森林資源活用センターにて販売されているクワガタのおふとんを購入しました!

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購入したのは生体発送用の粗粒タイプと成虫管理用のミニペレットタイプ。

ミニペレットタイプの方を成虫管理に使ってみたので、使用感をレビューしていこうと思います。

 

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ちなみに見た目はこんな感じ。

このミニペレットは同社が販売しているいびペレットを作った際に出た切れ端などを集めた物らしいので、見た目は普通のペレットとそれがバラバラになった物が混在しています。

 

 

まずはじめに我が家で一番マットを汚しやすく、交換頻度の高かったヘラクレスに使ってみました。

 

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ペレットは結構粒が大きいので、大型種ではさすがに心許ないですが小型種であれば転倒防止材の代わりにもなりそうです。

 

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2週間後にはこうなります。さすがにヘラクレスなだけあって汚すのは早いですが、マットはまだ多少乾燥しているのでまだいける気がします。

クワガタなどであればもっと長い間使えそうですね。

 

使用感

いままで針葉樹マット(粗め・細かめ)・水苔・ハスクチップ等を使ってきましたが、その中でもダントツで使いやすいです。

 

今まで使っていた針葉樹マットやハスクチップを同じ期間使用すると底面に排泄物やゼリーの水分が溜まってびちゃびちゃになっていた上、いろんな臭いが混ざって強烈な臭いを放っていました。

その点ミニペレットは圧縮して固められているからか水分の吸収量も多く、多量に吸収してもほんのり針葉樹のいい匂いがします。

 

水を吸うと膨らむので1回に使うペレットの量も少なく、それでいて1袋(4ℓ)250円というコストパフォーマンスの良さ。

総合して非常に良い商品でした。

 

これからはこのミニペレットを成虫管理のメインマットにしていこうと思います。

 

二ジイロクワガタ(紫紺)飼育記 Part2.産卵セット

こんにちは、ゆうわなです。

 

前回からブリードを開始した紫紺の二ジイロクワガタ。

ペアリングが確認できたので産卵セットを組みメスを投入しました。

 

前回の記事はこちら↓

 

産卵セット

紫紺個体とはいっても色が紫色なだけなので産卵・飼育ともに普通の二ジイロクワガタと同じで全く問題ありません。

我が家では昨年も二ジイロクワガタの産卵には成功しているので、それとほぼ同じ感じで産卵セットを組みました。

 

昨年の産卵セットの記事↓

 

使用したマットは月夜野きのこ園のきのこマット

中目のふるいにかけて粒子を細かくし、7割固詰め・残りをふんわり。水分は少し多め。

 

二ジイロクワガタに限ったことではないですが、マットは粒子が細かい方が産卵をしてくれる確率が高い気がしますね。

 

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マットを詰めてから2~3日放置。

再発酵による発熱がないことを確認してからメスを入れます。

 

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二ジイロクワガタは簡単種ではありますが、やはりセットに入れるときは産卵してくれるかドキドキしますね💦

エサ切れなどに気をつけてながら室温22℃~23℃程度の場所で飼育します。

セット期間はメスを入れたまま1ヶ月、メスを取り出してから1ヶ月の合計2ヶ月。

 

我が家ではブリードスペース的にできませんでしたが、温度はもう少し高めの24℃~25℃が二ジイロクワガタの産卵には適しているようです。

 

産卵セット 経過

産卵セットにメスを入れてからしてから半月ほどでケースの側面に卵を確認できました!

卵が確認できると一気に安心できますね(*´ω`*)

 

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このままメスを入れておくと卵が潰される可能性があるので、予定より少し早いですがメスは取り出しておきました。

 

さいごに

昨年に続き今年も二ジイロクワガタの産卵に成功しました。

 

最近はメタリ・ドルクス不明種・マルガリータと失敗続きでブリードに対するモチベーションがかなり低下していたので、二ジイロが産卵してくれて本当によかったです。

もうすぐブリード予定のクワガタへの弾みにもなりました😊

 

ちなみに産卵セットはこのままあと1ヶ月置いておきます。1ヶ月後にはにはたくさんの幼虫の姿を拝めることででしょう

次回の割り出しも乞うご期待ください!

二ジイロクワガタ(紫紺)飼育記 Part1.始動

こんにちは、ゆうわなです。

 

2月の大宮KUWATAフェスティバルにて購入した二ジイロクワガタ。

昨年は同じく2月の大宮KUWATAにてノーマル個体を購入・ブリードを行いましたが、今年はノーマルではなく紫色の二ジイロクワガタ。いわゆる紫紺と呼ばれる個体のブリードを行います。

 

生体データ 

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・学名:Phalacrognathus muelleri muelleri

・和名:二ジイロクワガタ

・産地:クイーンズランド

・累代:CBF1

・体長:♂ 39.0mm ♀ 33.0mm

 

レコードサイズ

・野外:70.0mm

・飼育:68.1mm

 

別名「世界一美しいクワガタ」

カブクワ飼育をしている人はもちろん、カブトやクワガタについて興味がない人でも名前は知ってるくらい有名なクワガタ。

外国産クワガタの中では最も飼育人口が多いんじゃないでしょうか?

 

・幼虫・成虫ともに丈夫で飼育しやすい

・産卵は簡単かつ多産

・菌糸でもマットでも大きく育つ

・羽化まで1年かからない早いサイクル

・1年以上の寿命

・カラーバリエーションによるコレクション性

 

これだけの要素を持っていながらペアで1000円~手に入れることができるというという手ごろさ。

 

もしこれから飼育を始める方に「どんなクワガタがおすすめか」と聞かれれば、私なら間違いなく二ジイロクワガタを薦めますね。

ブリード初心者には最もおすすめの一種です。

 

ペアリング

まずは産卵セットを組む前にペアリング。

購入してから3日程度我が家の環境に慣らした後、雌雄を同居させました。

 

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それから数日後、無事にペアリングをしている瞬間を見ることができました。

二ジイロはクワガタの中でも交尾欲が強いようで、カブトムシかといわんばかりにがっついてくれてペアリングが楽なのはいいですね(*´ω` *)

 

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ペアリングも確認できたので、次回は産卵セットを組んでいきます。

ヘラクレス・エクアトリアヌス飼育記 Part1.始動

こんにちは、ゆうわなです。

 

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新たにヘラクレス・エクアトリアヌスの幼虫を購入しました!

原名亜種のヘラクレス・ヘラクレスとはまた違う別の亜種。どんな風に成長するのか今から楽しみです(^ω^)

生体データ

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・学名:Dynastes hercules ecuatrianus

・和名:ヘラクレスエクアトリアヌス

・産地:エクアドル

・累代:CBF2

 

レコードサイズ

・野外:165mm

・飼育:162.6mm

 

ヘラクレスの亜種の中の1種。エクアトリアヌスという名前の由来は本種の生息地であるエクアドルから。

 

胸角はやや細く、胸角突起が胸角基部よりにあることが特徴。

また、他の亜種と比べて上翅に黒点が少なく黄色一色の個体が多いことから「最も美しいヘラクレス」とされています。

 

安否確認&マット交換

送られてきたプリンカップに入っていたマットはほとんど糞に変わっていたので早速マット交換。

 

送られてきた時点でオスメスに分けられているようだったのでオスを2300、メスを1500のボトルへ、マットはMDカブトマットベーシックを使用しました。

 

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既に3齢に加齢している個体が1頭。

 

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残りの8頭はすべて2齢でした。

 

購入先での孵化日表記が曖昧だったので予想でしかないですが、ヘラクレスは孵化から2ヶ月~2ヶ月半で3齢へと加齢するのでこの幼虫たちの孵化日は2月頃だと思われます。

羽化は早くても来年の2月~3月頃になるでしょうか。

 

体重を測ったところ、最も大きかった個体は3齢に加齢していた幼虫(♀判定)で13g、最も小さかった個体は4g(♂判定)でした。

 

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さいごに

今回からヘラクレス・エクアトリアヌスの飼育を開始しました。

2度目のヘラクレス飼育かつ他産地の亜種の飼育ということで、原名亜種のヘラクレス・ヘラクレスと比べてどこが違うのかといったところにも注目して飼育していこうと思います。

 

また、今回もサイズを狙っていきます。

目標サイズは140mm。ヘラクレス・ヘラクレスで考えた場合だと150mmくらいでしょうか。

以前と比べてヘラクレス飼育に対する知識は格段に増えましたしマットも以前より良質な物を使っているので、マット交換をサボらず、角曲がりなく羽化させることができれば十分に達成できるサイズでしょう。

 

とはいっても、yっぱりまずは8頭すべてを無事に羽化させることが第一ですね(`ω´)

ババオウゴンオニ 菌糸交換

こんにちは、ゆうわなです。

    

割り出しを行ってからオウゴンオニの記事を更新するのをサボってました💦

割り出しを行ってか菌糸ボトルに投入し、現在までに2度菌糸交換を行ったのでまとめて紹介していこうと思います。

 

1度目の菌糸交換

1回目の菌糸交換は2月の中頃に行いました。

 

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最大個体が7g、最小個体が2g。

サイズが小さい気もしますがまだ3齢になってなさそうなのでこれからに期待して菌糸に投入します。

 

判別したところオス3・メス3で分かれたようなのでオスは1400、メスは800のボトルに入れました。

 

2回目の菌糸交換

2回目の菌糸交換は3月下旬。

前回の交換が2月中旬だったのでまだ1ヶ月半程度しか経過してませんでしたが、菌糸の食い上がりが早く菌糸の劣化も進んでいたので交換しました。

菌糸の劣化が早いのは使ってる菌糸が安いからなのか管理温度が高かったからなのか・・・

 

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オスの最大が10g、メスの最小が9g。

すべて3齢に加齢し、順調に育っているみたいです。

 

孵化が10月~11月なので現在孵化から5~6ヶ月といったところでしょうか。

オウゴンオニは幼虫期間が短く、孵化から半年もすれば羽化してくる個体がいるくらいなのでそろそろうちの幼虫たちも蛹室を作り始める個体が出てくるかもしれませんね。

 

暴れ

菌糸を交換してから1週間後。

そのうちの1頭の菌糸ビンが

 

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こんなのになってしまいました・・・

菌糸を交換してから1週間ちょっとでここまで食痕が出るのは変なので調べたところ、どうやら「暴れ」が起きているようです。

 

暴れは蛹化前に起きやすいと聞いたことがあるので、蛹化する場所を探しているんでしょうか?

代えの菌糸は用意しておらずどうすることもできないので、ひとまず温度を下げて観察をしてみようと思います。

???クワガタ 幼虫飼育①

こんにちは、ゆうわなです。

先月地元に帰省したときに初めて材割り採集というものをしてきました。

無事に幼虫を1頭採集することができたので、羽化まで飼育してみようと思います。

 

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これがそのとき採集した幼虫。おそらくクヌギの木だと思われる朽ち木の中にいました。

大きさはオオクワの2齢幼虫くらいのサイズです。

 

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横顔と正面顔。

 

 

ネットを漁ると「国産クワガタの幼虫各種の見分け方」といったサイトがいくつか見つかったのでこの幼虫と照らし合わせてみましたが、全く見分けが付きませんでした(^_^;)

 

成虫ならまだしも幼虫となるとやはり同定は難しいですね。

材の中に潜んでいたのでドルクス3種の中のどれかだとは思いますが。

 

というわけで、見た目じゃ全然分からなかったのでシンプルに頭幅を測ってみたところ、おおよそ6~7mmほどでした。

頭幅での種類同定をしているサイトもあったので調べたところ、めやすとしては5mmくらいならオオクワ・ヒラタの2齢、6~7mmならコクワの3齢、7.5mm~ならオオクワ・ヒラタの3齢・・・といった感じのようです。

頭幅で考えるとこの幼虫はコクワガタっぽいですね。

 

 

こっちに帰ってきてから早速800ボトルへ移動させました。

メジャーな国産種はミヤマ以外は基本的に1年で1サイクルなので今年の夏には羽化してくれるでしょう。

 

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「材割りで出てきた幼虫はほぼすべてコクワ」と言われてるくらいなので9分9厘コクワの幼虫だと思いますが、この幼虫を採取したところで昨年ヒラタが採れているのでコクワ以外が羽化してくる可能性もわずかながら存在します。

 

次のマット交換の時にさらに大きくなっているのか、もう蛹化していたり蛹室を作ったりしているのか、そして何クワガタが羽化してくるのか、今から楽しみです(*´ω `*)

 

 

コーカサス 3回目のマット交換

昨年12月にマット交換を行ってから2ヶ月半が経過したコーカサスの幼虫たち。

もう少し引っ張る予定でしたが、特にオスのマットで白カビらしきものが発生してきましたので9頭すべてのマット交換を行いました。

 

まずはメス。

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38g→32g(ー6g)

 

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51g→50g(ー1g)

 

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35g→52g(+17g)

 

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59g→59g(±0g)

 

大幅に増えている個体も1頭いましたが、残りの個体は増減なしor少し減といった感じでした。

メスなので1年以内に羽化してくる個体もいることを考えると、もう大幅に体重が増えるようなことはなさそうですね。

 

また、現在飼育しているマレーコーカサスのメス成虫の体長は約50mm~65mmとされています。

少し前に羽化したヘラクレスのメスが最終体重65gで65mmだったので、露骨に小さい1頭以外は平均的なサイズに収まりそうです。

 

続いてオス。

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66g→73g(+7g)

 

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66g→74g(+8g)

 

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60g→75g(+15g)

 

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66g→78g(+12g)

 

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71g→86g(+15g)

 

ほとんどの個体が70g台。体重は伸びてはいる、伸びてはいるんだけど何か物足りない感があります。

1頭だけ86gとまあまあ期待できる幼虫がいましたが、半月後くらいにマット上に出ているのを見つけたので再度測定してみると73gまで大幅なダイエットをしていました(ノд`@)

孵化から8ヶ月が経過し、体も黄色くなって来てるのでこれ以上成長することもなさそうです。

 

コーカサスで長角を出すには蛹化用のセットを組んだり、蛹化前は低温で育てるなどの技術が必要ということはよく言われていることですが、そもそも体重が乗っていなければ意味がありません。

コーカサスには小型の長角個体がいない以上、技術云々よりまずは体重を乗せることが重要。具体的には90gはないと長角個体が羽化するかしないかの土俵にすら立つことができないと思っています。

 

現在のサイクルでの最大個体は78g。

もちろん羽化するまで飼育を投げ出したりするつもりはありませんが、初のコーカサス飼育は短角祭りになりそうな予感です

メインで使うマットの変更

今まで使っていたマットが現在の飼育種に合ってないような感じがしたのでメイン使うマットを変更しますってお話です。

私自身の話なのでどうでもいいことだとは思いますが、最後まで見ていただけると嬉しいです(^_^)

 

経緯

私は、2018年の9月に飼育を始めてから今までずっと月夜野きのこ園から販売されているきのこマットを使ってきました。

きのこマットはだいたいの種類に使える上、幼虫は問題なく成長する・小バエが湧かない・コスパも優れているといったように良いマットだったんですが、それ以外の部分でかなり苦労したので思い切って別のマットを使うことにしました。

 

で、どのマットにするかいろいろ悩んだ末、新しくメインで使うマットはクワガタショップMDが販売しているMDカブトマットベーシックにすることに決めました!

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マット変更の理由

このマットに決めた理由は2つ。そのうちの1つが私が現在ブリードを行っているカブクワの達の種類(というより食性)です。

 

私がマットでブリードをしている種類はヘラクレスやコーカサスといったカブト系がほとんどで、マット飼育しているクワガタは二ジイロクワガタのみ。

そしてその二ジイロクワガタも、オオクワガタのような土化していない朽ち木を好む「立ち枯れ系」ではなく、どちらかというと土化してきた朽ち木を好む「根食い系」と呼ばれる類の種類のため、発酵の進んでいるカブトマットとの相性が悪くないからです。

それなら二ジイロクワガタもカブトマットで飼育して、外産カブトはきのこマットよりもよりカブト向けに作られたカブトマット使った方が爆発的な成長が望めるんじゃないか?といった感じです。

 

もうひとつの理由は線虫の発生。

結構言われていることですが、きのこマットは線虫の発生率が異常に高いです。

最近は白カビも生えてくるようにもなりました。

この2つがマットを変えるに至った理由ですね。

 

マット開封

マットを開封してケースに出してみました。

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 粒子はけっこう細かく、プラスチック片や木くずなんかも入っていなくていい感じです(´ω`)

とはいっても微粒子と呼べるほどではないので産卵セットを組むときにはふるい掛けが必要かもしれませんね。

 

臭いの方はかなりきついです。

マットが再発酵したときのあの牛糞のような臭いではありませんが、あまり嗅ぎたくはない類の臭いがします。どこかで嗅いだことがあるような・・・

カブトマットは再発酵しやすいらしいので入念にガス抜きはしておこうと思います。

 

さいごに

今回から新しいマットに切り替えて再スタート!

さっそく近々交換予定のマルスゾウカブトの幼虫と産卵セットを組む予定のとあるカブトムシに使ってみようと思います。

このマットがどれだけの成果を出せるのかは未知数ですが、MDカブトマットはかなり多くのブリーダーが使っているマットで評判も良いので今から楽しみですね(^ω^)

大宮KUWATAフェスティバル2020

みなさん、お久しぶりです。

前回の更新から2ヶ月近く経ってしまいました💦

 

大学の試験勉強やらネタ切れやらで更新をサボっていましたが、更新していない間にブログのネタもたまり、(既に1ヶ月以上前のことですが)大学も春休みに入ったためぼちぼち更新を再開していこうと思います。

これからもネタ切れしたら更新が止まることがあると思いますが、ブログをやめるときはちゃんと記事を書くつもりなのでそれまでは更新を待っていただけると幸いです。

 

さて、更新再開の1発目は昨日行われた大宮KUWATAフェスティバルの記事。

例のごとく参加してきたのでその感想と購入した生態を紹介していきます!

 

電車で大宮へ

今回も今まで通り先行入場で入るつもりだったので、整理券をもらうために電車に飛び乗り大宮へ。

会場の大宮ソニックシティには9時半頃に到着し、整理券の番号は127番でした。

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コロナウイルスの影響やそれに伴う大抽選会の中止による先行入場するメリットの減少、さらに去年より1時間近く早い会場入りだったので番号2桁は余裕だと思っていましたが甘かったですね。

さすがに国内最大規模の昆虫即売会なだけはありますね(^_^;)

 

先行入場

12:00から先行入場が開始。最終的に250人くらいの人が先行入場していたと思います。

今回は開催前から大手ショップの多くがコロナによる影響を考慮して出展を中止していたため去年と比べるとホール全体が空いている感じがしましたが、それでも横浜KUWATAなどと比べるとやはり出店数は多かったですね。

 

はおなじみのオオクワガタやヘラヘラ、二ジイロクワガタなどのメジャーな種類ははもちろん、希少産地のメタリフェル、ゾウカブト類、ヘラクレスの原名以外の亜種(リッキー・オキシデンタリス・エクアトリアヌス・レイディ)なんかが置いてありました。

 

大宮KUWATAは出店数の枠が多いからかマイナーな種や産地のカブクワをブリードしている個人ブリーダーさんの出店も多いため、ぶらぶら見て回るだけでもいろんな種類のカブクワを見ることができて非常に楽しかったです。

私も目的のクワガタを購入して帰宅しました。

 

購入品

購入したのはクワガタ2種。それぞれ紹介していきます。

ちなみに下に敷いているやつは先行入場者限定で配られたトートバッグです。

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①二ジイロクワガタ(紫紺)

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1種類目は紫紺の二ジイロクワガタ。最近紫紺個体の方にも興味が湧いてきていたので購入しました。

我が家にも去年の大宮KUWATAで購入してブリードしたノーマルカラーの二ジイロクワガタがいますが、今回購入したのは紫紺カラーの二ジイロクワガタです!

 

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♀個体 33.0mm

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♂個体 39.0mm

画像だとわかりずらいですが、自然光を当てて肉眼で見ると本当に紫色に見えます。いったい何をどうやったたらこんな色の二ジイロクワガタがでてくるんでしょうかね・・・

 

このペアは12月中旬羽化・1月下旬後食開始だそうなので、さっそくペアリングをして産卵セットに投入しようと思います。

サイズはそれほど大きくありませんが、まあ二ジイロクワガタはカラー重視なところありますし、小さいなら次世代で大きく育ててやればいいじゃないか精神でブリードしていこうと思います(´・ω・`)

 

②ユダイクスミヤマクワガタ

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学名:Lucanus cervus judaicus

産地:トルコ共和国

体長:♂ 90.5mm 41.5mm

累代:♂ CBF2 ♀CBF1

 

2種類目はユダイクスミヤマクワガタ。ミヤマクワガタ属の中ではアクベシアヌスと並ぶ世界最大クラスのミヤマクワガタです。

飼育温度が低温よりなところがあるので今まで購入を渋ってきましたが、何事にも挑戦!と思い切って購入してきました。

我が家では今現在最高額の生体です。

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♀個体 41.5mm

見た感じ脚にオレンジ色の斑点が付いてない国産ミヤマといったところでしょうか。

ミヤマの実物見たことないですど(笑)

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♂個体 90.5mm

オスの方は国産のとは全然違いますね💦

えげつないくらい大アゴが発達しています。

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上から。まるでフタマタクワガタのようです。

✨大アゴがピカピカで格好いい✨

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斜め前から。この角度が一番イケメンに見えます。

 

このペアの羽化は去年の夏ですが、ミヤマは休眠期間が長いらしくブリードができるのは5月頃だとか。

現在は越冬組と同じように下駄箱の中に入れて活動をするのを待っています。

活動を始めてからの寿命も短いそうなので上手いことブリードできるように私も知識を増やしておかなければいけませんね(^_^;)

 

さいごに

欲しいものが買え、いろいろな生体を見ることができ、非常に楽しい時間を過ごすことができました。

思えば私が初めて行ったKUWATAフェスティバルは1年前の大宮KUWATAフェスティバルでした。あのときの私と比べるとどっぷりとカブクワ沼にはまってしまった気がしますね(笑)

 

また、主催者様から大宮で開催されるKUWATAフェスティバルは今年で終わり、来年からは浜松町で行われるということが発表されました。

もう大宮で開催されないのは少しさみしいですが、幸い浜松町もそれほど遠くありませんし、別にKUWATAのシステムが変わってしまうわけではないのでこれからも参加をしていきたいと思っています。

 

最後になりますが、主催者様・出店者様・そしてKUWATAフェスティバルに参加した皆様、最後の大宮KUWATAフェスティバルを楽しませてもらい、ありがとうございました!