初めての人工蛹室
こんにちは! ゆうわなです。
我が家で飼育を始めてから1年2ヶ月が経過したヘラクレスオオカブトの幼虫たち。
メスはすでに2頭が羽化、1頭が蛹になっていますが、オスは蛹になった個体すらいませんでした。
最近そのうちの1頭が蛹室を作ったので、初めての人工蛹室作りに挑戦しました!
どうして人工蛹室は必要なのか
ヘラクレスを飼育している人はよく人工蛹室を使いますが、そもそもなぜ人工蛹室が必要なのでしょう?
理由は簡単。角曲がりを防ぐためです。
ヘラクレスが蛹室を形成するにあたって人間が飼育しているケースは非常に狭く、よほどうまく蛹室を作らない限りどうしても必要なスペースが足りなくなってしまいます。
蛹室というのは自分が羽化するサイズを参考に作るものなので、スペースがたりないということは「十分に角が伸ばせない=角を曲げて蛹化せざるをえない」ということに繋がります。
それを解決するのが人工蛹室。
人工蛹室であればその幼虫の本来作るはずだった蛹室のサイズも簡単に作ることが可能で、角曲がりのリスクを大幅に下げることができることから、多くのブリーダーがヘラクレスの蛹化/羽化に人工蛹室を使っています。
ただし、人工蛹室はあくまで緊急用です。
前蛹や蛹を移動させるのは生体に強いストレスを与えるため、幼虫が自分で作った自然蛹室が問題なく使えるようなら羽化までそのままにしておく方が断然確実です。
準備
①オアシス(吸水スポンジ)
②スプーン
③園芸用スコップ
④容器(大きいやつ)
今回はこの4つの道具を使って人工蛹室を作っていきます。
作成手順
まずは園芸用スコップを使って大まかに削っていきます。
また、幼虫は蠕動運動(クネクネ動くやつ)によって少しずつ上に上がっていくため、削る際には幼虫のお尻側を頭側より少し掘り下げておきます。
オアシスはこの状態のものでも指で押せば形が変わるくらい柔らかく、力を入れすぎるとごっそりといってしまうので慎重に・・・
ある程度削れました。
細かいところはスプーンを使って微調整をしていき、削りは終了です。
続いて加水。
オアシスがすっぽり入る大きさのケースに水を張り、オアシスに水を吸わせます。
浮かせておけば勝手に水を吸うので、全体に水が行き渡るまでしばし待機。
水が行き渡ったら、削って荒れた面を指で滑らかにしていきます。
水を吸ったオアシスは吸っていない時よりもさらに形が変わりやすくなっているので、最後の調整もここで行います。
そんなこんなで完成したのがこちら。
初めてにしては上手くできたと思います(*´ω`*)
縦から
横から
さっそくヘラクレスのオスを入れてみました。
結構いい感じですが、翌日見ると蛹が頭側に上がっていたのでお尻側の掘り下げが甘かったようです。
前蛹を触るのはストレスになると思うので、ケースの裏に土台を置き角度をつけておきました。
さいごに
初めてだったということもあると思いますが、1つ作るのに1時間くらいかかりました(汗)
上手い人は5分かからずに作るらしいので1時間かかっている自分はまだまだですね(^_^;)
上手い人の話では、こういったものにも慣れがあるのでとにかくたくさん作るといいとのことだったので、私ももっと早く綺麗な人工蛹室を量産できるようになりたいです。
人工蛹室を使う必要のある種類の生体はあまり飼育していないので、人工蛹室を作る機会もそうありませんけど(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
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