菌糸(ペット)ボトル 制作編
こんにちは!ゆうわなです。
前回の記事で、オウゴンオニに使用する菌糸ペットボトルの利点などについての話をしました。
今回は実際に作った際の制作過程を紹介していきます。
前回の記事はこちら↓
準備
今回は以下の道具を使って菌糸詰めを行いました。
また、すべての道具にアルコール消毒をしています。
菌糸は雑菌に弱く、空気に潜む雑菌に負けて青カビなど害のある菌が繁殖してしまうことが多々あります。
カワラ菌糸は菌の勢いが強いらしいので消毒する必要があるのかと言われればわかりませんが、自分は初めて菌糸を扱うので、失敗の確率を少しでも下げるためにもと思い消毒をすることにしました。
※アルコール消毒をした場合、すぐに菌糸詰めを行うとアルコールで菌が死ぬため、菌糸詰めはアルコールが完全に乾燥してから行うようにしてください。
ブロック崩し
道具の準備もできたので、いよいよ菌糸詰めをやっていきます。
最初は菌糸ブロックの周りの被膜をそぎ落として崩していくところから。
今回使用したカワラ菌糸は、ドルクス・オーナーズ・ショップのカワラ菌糸です。
やってて思いましたが、このサイズの洗面器だとブロックを崩すのが非常に大変ですね。最終的に3回に分けて崩すはめになりました(汗)
今回は1ブロックだけだったのでまだよかったですが、これからもっと崩す数が増えることを考えると10Lバケツくらいは用意しておいたほうが無難かな?と思いました。
ボトル詰め
ブロックを崩すのに30分くらいかかりましたが、準備ができたのでこれをボトルに詰めていきます。
菌糸のまわる速度は詰める強さによって変わり、ゆるく詰めるほどと早く、きつく詰めるほど遅くなります。
今回は産卵に使うということで少しきつめに詰めました。
そうして詰めた結果、3500ccのブロックから900ccくらいのペットボトル3本と200ccプリンカップ2つ分を詰めることができました。
あとは菌糸が再生するのを待つだけです♪
菌糸再生~1日目~
菌糸詰めをした翌日の様子です。
まだほとんど再生しておらず、白い部分が多少見える程度です。
菌糸再生~3日目~
菌糸詰めから3日後の様子。
全体的に少し白っぽくなり、粒同士の境目がなくなってきました。
順調に菌糸が再生してきている証拠ですね。
菌糸再生~5日目~
菌糸詰めをしてから5日後。
市販の菌糸ビンと変わらない白さになっている部分が出てきました。
ここからさらに再生が加速していきます。
菌糸再生~7日目~
さらに2日経過。この時点で・・・
ここまで白くなりました!
上から見るとこんな感じ。
水をはじくほどの厚い被膜がはっています。
菌糸再生~9日目~
菌糸詰めから9日後。
ここまで菌糸がまわれば使用できるでしょう。
残りの2本とプリンカップも上の画像と同様に菌糸が再生。一度崩した菌糸が再生し、再使用できるまでにおよそ7~10日ほどらしいので期間的にもばっちりでした(´ω´)
このうちの1本はそのまま産卵セットに。
残りの2本は再セット・再々セットで使うので、菌糸の活動を弱めるために冷蔵庫へ。
2つのプリンカップにはちょうど2頭孵化したフォルスター・キヨタミの幼虫を投入しました。
おわりに
今回は菌糸ペットボトルの制作過程について話してきました。
菌糸を扱うのは初めての経験だったので、ちゃんと菌糸がまわってくれるか
心配でしたが無事にまわってくれました。
また、菌糸の再生過程を見るのもなかなかに面白かったです(^▽^)
あとは自分の頑張りにオウゴンオニのメスが応えてくれるか・・・ですね。
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